安曇野市の美容室・美容院|ヤマキ

近江商人と三方良しの教え

2018年10月9日

みなさん こんにちは 信州 安曇野 美容室 Yamaki クマ太郎です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。昨日は松本そば祭りの最終日、天気も良く久しぶりに出かけてきました。いろんな蕎麦がありますが、人気の富山の白エビの天婦羅と一緒のそばブースなどは、200mの行列で45分待ち。いくら美味しくても食べ物でそこまで待つ気にはなれません。5分でもイヤです。でも人それぞれいろんな人がいていろんな考えの人がいて楽しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

先週は嬉しいニュースが届きましたね。ノーベル医学生理学賞に、本庶佑・京都大学特別教授が選ばれました。本庶氏は、外科手術、抗がん剤、放射線に続く「第4のがん治療法」と呼ばれる免疫療法を開発しました。「がん治療に革命を起こした」とも言われています。そんな本庶氏が感想を聞かれ、ゴルフに行って知らない人から「あんたの薬のおかげで、又ゴルフが出来る」とこれほど嬉しい事はない。なんの賞をもらうより嬉しいと言っていました。いい言葉です


 

 

 

 

 

 

 

さて今日のブログは、いつも私が仕事での参考にさせてもらっている「近江商人と三方良しの教え」について書いてみます。その昔、今の滋賀県のあたりの近江の国には「近江商人」と呼ばれる人たちがいました。今の商社の原型とも言われています。その人たちは商いをする上での理念としてつねに「三方よし」ということを考えていました。それは「売り手よし、買い手よし世間よし」の三方がよいことです。


 

 

 

 

 

 

 

なぜこのような考え方になったかというと近江商人たちは自分たちの国で商売するだけでなく広く他国へも出かけて、いろいろな特産物を行商していました。でも普通は、よその国の人が来ても信用されず商売することがなかなかできなかったのです。そこで近江商人たちは他国に信頼してもらうために自分たちのトクばかりでなく商いの相手もトクをして、さらに商いをさせてもらう地域の人たちにも喜んでもらうことを考えました。それが「三方よし」の考え方として、定着して広がっていったのです。


 

 

 

 

 

 

美容室でいうと、まず一つ目の方向 『買い手良し』 一言でいえばお客様です。このお客様とは、お店でお金を払ってくれる人だけでなく、一緒に働いてくれる仲間やディーラーさんやメーカーもお客様つまり自分に関わる人 みんなお客様。一緒に働いてもらって良かった。あなたを雇って良かった。取引があって良かった。みんなに得をしてもらう。


 

 

 

 

 

 

 

二つ目の方向は 『売り手良し』 これは何かを提供する側、お客様だけでなく売り手である自分も得をしないとダメなんです。これはお金だけでなく目には見えない喜びや感動、学びなども含まれます。三つ目の方向は 『世間良し』 それが世の中の為になっているのか?以上の三つが良しなのかどうか?一つでもダメだと永くは続かないということです。


 

 

 

 

 

残念ながら現在は日本中で三方良しが崩れています。買い手側と売り手側、双方が良し且つ世間にも良いを求めたいものです。近江商人の研究をしていくうちに理念の中に凄い物を幾つか感じて、それは世間にも良いだけでなく、実はもう一つ加えて四方良しではなかったのかと思っています。この四番目は天(神様)が喜んでくれる、〇をつけてくれる生き方です。


 

 

 

 

 

 

 

ちょっと宗教臭くて解りにくいですが具体的には自分の良心に恥じないストレス フリーな生き方とでも言いましょうか堂々と胸を張って晴れ晴れと生きるそんなふうに楽しんで無理をしないで歩めたらいいなあと思っています。 日本人と大富豪の最大の違い 安い時に買って高い時に売らない? 日本人は目先のお金ばかりを気にして安い時に買って高い時に売ることを繰り返して失敗します。


 

 

 

 

一方、大富豪は株や債券の投資にほとんど時間を使いません。ひとつ近江商人の理念をご紹介します。(近江商人たちが自己生涯の指針として座右に置いた言葉、子孫への戒めとして書き残した家憲・家訓より。)  しまつしてきばる  これは今日まで続く老舗の家訓や店則の中で特に近江商人は 【しまつして、きばる】 を共通の理念にしてきた。


 

 

 

 

近江商人の商いは少ない利益でも、よい商品をたくさん売ることにより、もうけを増やしていく薄利多売の商いであったことから、日々【きばって】働いたのである。つまり薄利であるから【始末】 節約を必要とし多売するために 【きばる】 事が求められたのである。それから面白いのに 【お助け普請】 というのがあります。


 

 

 

 

(身近な不景気対策)全国各地に出店していた近江商人の本家はほとんどが近江の地にあった。天候や自然災害景況が大きく左右された時代、出来る限り凶作や不況の時期に行うことが多かった。地域の経済活性化をもくろんでのこうした造作を地域では 【お助け普請】 といわれる。公共事業の前倒しと似通ったものを感じます。


 

 

 

 

最後に近江商人の家訓で特徴的なのは、【陰徳善事】 (陰徳とは目に見えぬかげの間にて人のためになるよう・・・)陰徳という語が近江商人の家憲・店頭には数多く出ています。成功した実業家が巨額の寄付金を社会貢献のために名も告げず投げ出すという陰徳の精神は近江商人の間では実在したし、今日でも変わっていません。


 

 

 

我々 一般人は、お金も無いしそんなことは出来ませんが、近江商人の三方良し、お客様が喜び自分たちにも良く、地域にも喜ばれ役に立つ。プラス「天からも〇がもらえる」そんな生き方、そんなものを提供していきたいものです。言い変えると自分のストレスにならない生き方(良心に恥じない、神様が喜んでくれる、味方してくれる)生き方、素晴らしいですね。


 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、今日も朝から晩まで笑顔溢れる一日を送る、クマ太郎でした。それでは また

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