安曇野市の美容室・美容院|ヤマキ

[江戸時代の人気観相家、水野南北の教え]

2020年12月8日

みなさん こんにちは 信州 安曇野 美容室 Yamaki クマ太郎です。今日は「江戸時代の人気観相家、水野南北先生の教え」「粗食・小食・陰徳」について書いてみます。彼は「食は運命を左右する」といっています。どういう事か?彼は食がすべて、さらに食によって運命が開けるとまで言っています。

なぜそこまで言い切ったのでしょうか?彼の生い立ちから説明します。幼少期は札付きのごろつきとして酒・博打・喧嘩ばかりしていました。ある日通りすがりの易者から「貴公は剣難の相がある、気をつけねば一年以内で死ぬ」と言われびっくりします。死にたくない一心で仏門に入ることにしました。

しかしお寺の和尚から断られ「これから一年米の飯を口にせず麦と大豆ばかりで過ごせたら入門を許そう」と言われました。藁をもすがる思いで一年間言う通りにしました。そして一年後再び易者に出会った時、易者は言いました。なぜだ!顔から死相が無くなっている、おぬし何をしたのだ?」

「あんたに言われた通り、麦と大豆ばかりを食べてたぞ」易者は言いました。「それだお主のその清廉潔白な生活が、運を変えたのだ」この事件に興味を覚えた南北は諸国を巡って観相の修行をし京に家を構えました。後年になって観相がときおり当たりそこなう事を悩み今度は断食の修行を行います。

長期にわたる修行の後に「食こそが命なり、すなわち食こそが運なり」と悟りを得ました。ここで水野南北 食は運命を左右する「修身録」より語録を2 3あげてみます。

□人間の生命の根本は食である。たとえどのような良薬をもちいても、食べなければ生命をたもつ事はできない。だから本当の良薬は食である。

□食事量の多少によって人間の貧富や寿命や未来の運命をある程度 予知することが出来る。その身ほどによって天より与えられた一定の食事量がある。みだりにむさぼり食うものは、天の戒律を破る者である。

□大いに成功・発展の相があっても怠け者でずるく、酒肉をたのしみ自分の本業に精を出さない者には成功・発展はない。

彼はつまり食は生命の根本であって食が人を作るだけでなく、運も作り、開運にまで食は影響を及ぼす。人にはその人なりの必要な食事の量が天より決められている。それを守り暴飲暴食はもっての外で粗食、小食を保ちなさい。といっています。

食事の量を少なくして粗食をしなさいと言っています。粗食とは現代でいうと何でしょう?それは日本古来の食事であり玄米や野菜・蕎麦・魚などを中心とした食べ物つまり和食です少なくともハンバーグやジャンクフード等の西洋の料理ではないと思います。

考えてみると、キリスト教もイスラム教も食事に制約を設けています。キリスト教では七つの大罪の中の一つに暴飲暴食があり、イスラム教ではラマダンという断食があります。宗教がそれだけ信者の食事に干渉するのは、それだけ食が精神にも多大な影響を及ぼすということではないでしょうか?

そういう意味でも南北のいう粗食というのは自らを律することになるとても大切なことだと云えると思います。そうはいっても長年の食習慣 急に変えるのは、なかなか出来ませんが、せめて歳相応に若いころに比べて2割から3割くらいは減らす、その辺から初めてみようと考えています。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。それでは今日も良い一日をお過ごしください。

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